top of page

​World

空を飛び交う鋼鉄の船。その名は『シエルバトー』。

それは超古代文明『デルニエ』が、唯一現代に残した遺物である。

だが、なぜ『シエルバトー』が空を飛ぶのか……その全貌は、今だ研究中である。

荒れ狂う海により、隔離された4つの国。

その国を唯一行き来できるのは、『シエルバトー』のみ。

『シエルバトー』に乗り、世界中を飛び回る商人達のことを、

人々は『ミグラテール(渡り鳥)』と呼んだ。

 

――ふと、空を見上げれば、今日も銀色の鳥が飛び立っていく。

​誰よりも、何よりも、高く遠く…… あの太陽の元まで。

【青の国】ブルトニア

4大陸のうちで、一番大きな面積を

持った国。青の国は、『剣技の国』

とも呼ばれ、騎士・剣士・傭兵

など、高い戦闘技術を持った者が、生まれると言われている。

 首都であるリンドブルーは活気に満ち溢れており、他国との流通もさかん。

 ミグラテールにとっても、商売のしやすい国である。

   比較的、討伐しやすいモンスターも多く、新米冒険者から

   ベテランハンターまでが集う。

​【黄の国】イエロニア

黄の国は、『技術の国』とも呼ばれ、

手先の器用な職人が、数多く存在

している。その中でも、シエルバトーを

修理できる整備士は重宝され、

メンテナンス目的の船が、各国から

訪れる。

 首都であるジャイロは、昔ながらの街並みと近代技術の混ざり合った

  独特の雰囲気を持っており、街のあちこちから工房の煙が上がっている。

  また、標高が高い場所に街があるため、一年を通して肌寒く

  一つ山を越えれば、いつでも雪景色が楽しめる。

 
  雪国らしいモンスターも数多く生息しており、可愛らしい見た目から

  ぬいぐるみとして販売されているモンスターもいる。  

​【緑の国】グリーニア

4大陸の中で、最も小さな島国。

緑の国は、『治癒の国』とも呼ばれ、

門外不出の薬草学や『気』を使った

治療が、盛んにおこなわれている。

4大陸の中でも、比較的海が穏やかなため

首都のヴァージャは、バケーションに訪れた観光客で賑わっている。

 
   緑の国は、『グリティニア王家』が治めており、

    他国との交流を制限しているせいか、独自の文化が

    根強く残っている。

  

    また、可愛らしいモンスターが多いのも特徴だが

    腕に自信のないものは、手を出さない方がいいだろう。  

【赤の国】レドニア

の国は、『魔法の国』とも呼ばれ、

魔法使い・錬金術師・占い師など、魔力に

特化した才能を持った者が多く生まれる。

そのせいか、精霊・神に対する信仰心も強い。

 

 首都であるレドモンドには、モンスターの

 侵入を防ぐため、巨大な魔法結界が貼られている。

  

          他の3国のモンスターに比べ、

          レドニアのモンスターは、かなり特殊。

          魔法を使うモンスターもいるので、

          万全の準備をして挑みたい。  

  

【黒の国】ダークスニア

ミグラテールの間で、伝説となっている5つ目の国。

黒の国は、別名『記録の国』とよばれ、この世界のすべての

記録が保管されていると言われている。

今まで、何人ものミグラテールが黒の国に行こうとしたが

荒れ狂う海を渡れた者はおらず、船と共に深い海に沈んだ。

唯一、分かっていることは、

ダークスニアには『魔族』と呼ばれる一族がいることのみ。

  

bottom of page